カバーレターの書き方 & サンプル

 

カバーレターとは自分を売り込むための“願書”の役目がある。ビジネス文書のフォームを踏まえた上で、担当者の興味を引き付けるような書き方を考えよう。「こういうキャリアや知識・技能がある」というだけでは誰でも同じ。そのキャリアや能力を、こんなふうに生かして、こういう仕事に就きたい、その仕事に就いたら、こういう形で社会や会社に貢献したい、キャリアを重ねていずれはこういうこともしていきたいといった、「自己PR」、「将来への意欲」などを書き込み、レジュメにプラスアルファーを付け加えるのがカバーレターの意義である。その際、一方的に自分を売り込むのではなく、誠実な印象を与えることが大切。カバーレターの目的は、面接のアポイントを獲得すること。担当者に“会ってみよう”と思わせることが大切である。またその会社の求人を知ったルート(知人の紹介であればその人の名前、新聞や雑誌ならばその誌名)を始めに明記する。
 
内容的には、レジュメと重なる部分もあるが、箇条書きに近いレジュメよりも文章力・構成力・表現力が要求される。レジュメでは伝わらない個人的なコミュニケーションのひとつとして考えることもできる。会社によってはカバーレターを要求しないところや、新聞の求人欄などではレジュメを送るだけで済む場合もあるが、カバーレターを付けるのと付けないのとでは担当者に与える印象が大きく違ってくるのは事実。書き始めの注意点としては宛名を確認すること。氏名が記されているほうが、担当者が受け取る可能性が高くなる。担当者が分からない場合のみ、“Dear Sir and Madam”や“To Whom It May Concern” とする。

本文は3パラグラフ程度の長さにまとめ、多くても4パラグラフが限度。あまりに長い文章は、担当者にとって迷惑なこともある。一日に目を通せる書類の数に限度がある担当者にとって、1枚の書類にかけられる時間は限られている。簡潔に要領よく主旨を伝えるのがポイントであろう。書店などで入手できる参考書を利用するのもよいができるだけ自分らしさを出すように工夫が必要となる。単にコピーしたカバーレターでは誠意を以って準備されたとは見なされにくい。

サンプル

 
大学専攻選び
就職活動準備 カバーレターの書き方&サンプル
履歴書の書き方サンプル 面接の留意点 社会人としてのマナー
© Kimata Personnel & Consultants, Inc. All rights reserved.